英検準1級の難易度をTOEICの「換算スコア」と比較して分析

英検という英語試験が見直されています。これまではTOEICこそが至上!と言われていたんですが・・・。

そうした世の中にあって、「英検準1級を受けるべきかTOEICを頑張るか・・・」と悩む人は多いかもしれません。英検準1級に合格すれば、センター試験を満点扱いするなんて声も出てきているようですしね。

→ TOEIC780点、英検準1級以上ならセンター試験英語は満点扱い

また、英検とTOEICを比べて「換算点が!」と言いたい人もいると思います。もし英検準1級に合格したら、どれくらいの点数になるのだろう?また、TOEICで何点取ったら英検準1級レベルになるんだろう?なんていう疑問を持っているかもしれませんね。

そこでこの記事では、英検準1級に合格、TOEICでも800点以上を持つ筆者が「英検準1級とTOEICの換算得点」について答えます。

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英検準1級とTOEICの違い

まず第一に、英検準1級は難しい試験である。これには多くの人が賛同することでしょう。

英検準1級は海外留学も視野に入れた問題設定になっているからです。それに対してTOEICは英語が母国語でない人の「コミュニケーション能力」を計測することを前提に作られています。

英検準1級とTOEICでは大きな差が生じているのがわかります。

英検準1級は難しい試験ですが、どうもTOEICの点数と比べられると過小評価されているのではないかと感じています。結論から言ってしまうと「英検準1級とTOEICは比べられるものではありません」ということです。

 

英検準1級の換算点は「大きな嘘」

よく世間では「英検準1級 = TOEIC730」と換算されますが、本当にそうだと思いますか?

答えはNOです。これは私の体験からお答えできます。ざっくりした感覚で言うと、換算得点は730~850点前後というのが私の考えではありますが、これには注意が必要です。

例えばですけど、TOEICで750点取った人がいるとします。その人がそのまま英検準1級には受かりません。逆に英検準1級に合格してしまえば、ほとんど勉強しなくても換算得点くらいは取れてしまいます。

これは海外留学や海外就職を対象とする、広く専門知識に対応できる英検準1級と英語コミュニケーションに重点をおくTOEICの違いとも言うべきです。

つまり、TOEICと英検準1級には思っている以上の乖離があって、すべてがイコールではないということです。より具体的に例を挙げていうと「語彙」のレベルが全然違います。TOEICに出題される単語は英検準1級にも出てきますが、英検準1級に出てくる単語はTOEICに出てこないということです。

日々の活動を英語でこなすのならTOEICで十分ですが、より専門的な内容を扱うのが英語準1級が必要です。単語の難易度が全然違うため、換算得点にバラつきが出てしまうのです。

そういうことがあるため、TOEIC高得点者であっても、英検準1級の単語が「分からない」か「そもそも知らない」という事態が起こります。

 

英検準1級の換算得点の本当

まず一般的に言われている。英検準1級の換算得点は信じないほうが良いです。

そっちのほうが健全です。あの得点は、「英検準1級合格者がTOEICをほとんど勉強せずに受けた時の換算得点」が正しい姿なんじゃないかと思います。私なんかで言うと、英検準1級に合格した直後に、ほぼTOEIC対策をしなくても750点くらいは取得できましたので・・・。

こうした経験から考えても、換算得点の本当の姿は「英検準1級からみたTOEICの換算得点」ですね。

問題の難易度は「英検準1級 >> TOEIC」となるので、英検準1級合格者→TOEIC受験者は換算できても、TOEIC受験者 → 英検準1級合格者の換算は難しいと思います。

これが英検準1級とTOEICの換算得点における「本当の姿」ではないかと。

なので換算得点をあんまり信じないほうが良いという結論にたどり着くわけです。でも「どっちかは受験したい!」という人もいるはずなので、英検準1級とTOEICはどっちを受けるべきかについて解説をしておきます。

 

英検準1級とTOEICはどっちにするべきか?

英検準1級とTOEICはどっちのテストを優先するべきでしょうか?これは時と場合によるので、もう少し具体例を交えて考えていきます。

 

TOEICは英語コミュニケーション

それ対して、TOEICはコミュニケーションをベースとして、海外で何かをしたい人におすすめしたいですね。その代表例が「ワーキングホリデー」ということです。

ワーキングホリデーは語学学校にも通えるしアルバイトをすることができます。となると、英語で言われたことが分かる・英語で伝えたい事が伝えられる、というポイントを重視すべきになります。

ちょっとした海外旅行で不便な思いをしたくない人、ワーキングホリデーで楽しい1年を過ごしたい人にとってTOEICはベストなパートナーとなり得ます。

「英検準1級は難しいな」と感じている場合は、まずTOEICの対策から始める、というのも効果的な手法です。

TOEIC対策を始めるのなら、中学文法の復習からハイレベル問題まで毎日2分で本格的なTOEIC対策の受講ができる「スタディサプリ ENGLISH」がオススメです。この教材を使ってTOEIC250点アップした受講者も続々と出てきています。

英検準1級のほうが明らかに難しいので、TOEICで基礎力を身に付けてから英検準1級の勉強に取り組むのもオススメです。

英検準1級は「英語」+ α

英検準1級は海外留学や海外就職を目指す人にオススメであり、TOEICは海外旅行やワーキングホリデーを目指す人におすすめです。英検準1級は広く専門知識に対応するために作成されており、そのレベルはTOEFLやIELTSに似ていまう。

関連記事:英検準1級と留学で「最高な英語体験」ができる理由【実体験から紹介】

余力があるのなら英検準1級を狙うのがオススメなのは言うまでもありません。

英検準1級は「英語を学ぶ」のが目的ではなく、「英語で学ぶ」という目的を達成するための一つの指標です。英語はある程度できるので、そこからプラスアルファを目指す人が英検準1級を受けるべきなのです。

英検準1級を本気で目指すのならば「【完全攻略版】絶対に合格する!英検準1級の勉強法まとめ」を読んでもらればと思います。あなたにピッタリな英検準1級の勉強法を見つけて、全力で英検準1級の対策に打ち込んでもらえればと思います。

 

まとめ

以上、英検準1級とTOEICについて比較してみましたが、結論として「換算得点は信用するな」と書いています。

別にどちらが劣っている・優れているというわけではなく、どちらにもメリット・デメリットがあり、「まったく違う土俵」だと感じているのが正直なところです。とはいえTOEICの問題は英語スキルのベースを築いてくれるので、英語学習をスムーズに進めるためには勉強しておいて損はありません。

あとは「あなたが目指すべき目標」に応じて受験するべきテストを決めればいいです。

とはいえ、筆者は「大は小を兼ねる」という観点から、余裕があるのであれば英検準1級をオススメしています。英検準1級合格は大変な道のりですが、「挑戦して良かった」と思えるはずですし、英検準1級対策をしておけば幅広い場面に利用することができます。

英検準1級の難易度をより深堀りした記事は「英検準1級の難易度を合格者が詳しく解説!【体験談あり】」ですので、ぜひともチェックしてみてください。

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